意外と伸びない省エネ住宅ポイント

ie3毎週火曜日に更新されている省エネ住宅ポイントの実施率ですが9/28現在で71%となりました。8/25にここで取り上げたのですが、8/20時点での実施率は50%でしたから、一ヶ月ちょっとで21%進行したようです。このペースで行くと11月上旬~中旬あたりで終了となるのでしょうか。間際になると進行が一気に加速されるのでもう少し早まるかもしれません。

その辺を見込んで、新築向けの省エネ住宅ポイント対象住宅証明書の発行を行ってる住宅性能評価機関では、その受付を今月中旬に締め切るようです。8/25のBLOGに書いた予想よりは遅れているようです。当初この事業の終了期間を遅くとも11/30とされていましたが、この時期設定もまずまずだったのかもしれません。

省エネ住宅ポイントの第2弾はあるのか?

昨日の日経新聞に「新設住宅着工、8月8.8%増 貸家3カ月連続2ケタ増 」という記事が出ていました。消費増税の影響も薄すらいでいる事、フラット35Sの金利引き下げ、そして省エネ住宅ポイントの効果を挙げています。一方、本日発表された日銀短観では大企業・製造業では三四半期ぶりに悪化したことを伝えています。

安倍内閣は安保関連法案が一段落し、内閣改造を進め、次は経済対策だと思われます。当然補正予算はどうなるのかが注目ですが、ここのところ続いた自然災害の対策もあるはずなので、それなりの規模で成立するのではないでしょうか。そこにこの「省エネ住宅ポイント」がどのように盛り込まれるのかが注目です。再来年4月の消費増税を前に住宅業界は来年の秋ごろまでが一つの区切りを迎えることが予想されます。そこまでの1年間、業界を支える政策があるかないかは非常に気になるところです。