平成27年度の補正予算成立を前提として「三世代同居型住宅」に対し補助金を交付するという事業がグリーン化事業に盛り込まれるようです。

国交省のHPを見ると平成27年度補正予算案に係る情報提供について_ページ_3

 地域における資材供給、設計、施工などの連携体制による良質な木造住宅の整備に対して支援する「地域型住宅グリーン化事業」を拡充し、地域の中小工務店等による長期優良住宅等の整備と、それと併せて行う三世代同居対応工事への支援を緊急的に行います。

と記されています。

三世代同居型住宅の要件

どのような住宅を「三世代同居型住宅」というのかというと、評価事務局のHPに掲載されている資料などにも掲載されていますが、「調理室、浴室、便所又は玄関のうちいずれか2つ以上を住宅内に複数箇所設置すること」という要件が示されています。調理室などの定義も書かれていますが、実際は二世代住宅でも対象になりそうだし、三世代で同居する場合、便所が二つあっても、玄関、浴室、または調理室のどれかがも二つなければ(組み合わせは色々とありますが)、「三世代同居型住宅」とはならないようです。

とりあえず補助金額は一戸当たり30万円を上限に加算されるようです。ちなみに本日発表された国交省住宅局の来年度予算決定概要を見ると、来年度のグリーン化事業や長期優良住宅化リフォーム事業にも「3世代同居型住宅」が盛り込まれるようです。