今年で最後と言われている地域型住宅グリーン化事業ですが、まだ公募が発表になっていないので、昨日、国交省住宅局住宅生産課に電話で問い合わせてみました。

一昨年は5/1、昨年は4/27に公募がスタートしました。また国交省が今年2,3月に実施した「住宅の取得・改修に関する支援制度等説明会」(右図参照)では、グループ募集開始予定は4月頃としていました。そんなことで、継続的にこの事業に取り組んでいるグループの事務局の方などは、まだかまだかとその発表を気にしていた事と思います。

公募が公表されてから、適用申請までの期間がこれまでは大体一か月程度でした。その間にグループの集会を段取りし、事業の内容の確認や提出する適用申請書類の内容の精査、各会員の代表印捺印が必要な念書の収集等々、中規模クラスのグループになると、かなりの忙しさになります。そこを見越して、会合の場所や日程などを事前に決めて準備を進めていたグループも多いと思います。

私どもで関わっているグループもそのような準備をぬかりなく行っていたのですが、なかなか発表がされないという状況でした。福島県の場合は建築事務所協会が丁寧なことに4月にグリーン化事業のための勉強会を開催しています。そこでは(一社)木と住まい研究会事務局の方が講師としていろいろと説明をしたいただいたのですが、その中でも公募の発表は4/27または28と言っていました。

ということでいくら何でも、連休明けにはすぐにでも公募が始まると思っていたのですが、来週にグループの集まりをセッティングしていた事務局の立場上、さすがに気になりだしたというわけです。

今月下旬~来月上旬に公募開始

そこで、国交省さんへ電話問い合わせをしたのですが、帰ってきた答えが「例年よりも一ヶ月遅れの今月下旬頃の公募発表を予定している」との回答でした。遅れてる理由は話してはいただけませんでしたが、国が言うならしょうがないというのがこちら側のスタンスです。ただ、このように気にしていたグループは他にも多くあるのではないでしょうか?事前に評価事務局などを通して、発表時期がいつ頃になるかといった情報は発信された方がよいのではないかとお思います。ちなみに知り合いのグループの事務局でも国交省に問い合わせを入れたようですがその時は「今月下旬から来月上旬の予定」と言われたそうです。担当者によって違うことを言ってるように思えますが、そうだとすれば現時点では殆ど未確定ということになります。

この事業は事業主が個別に活用するものではなく、グループとしての提案が前提になっています。その事を考えていただければ、その準備にそれなりの手間がかかることは容易に想像がつくと思います。早めの情報発信がこの事業を活用する方にとっては非常にありがたいものです。他の補助事業を見ると中には、予算成立前からそれなりの告知をされているものもあります。

事業開始はお盆過ぎあたりから?

さて、公募が一か月遅れたからと言って、事業の期間も一か月延びるということはあり得ないと思うので、そうなると実質例年までと比べて事業の期間が短いことになります。6月上旬に公募が開始と仮定すれば、7月上旬あたりが適用申請書の提出期限で、採択の発表はお盆休み前後でしょうか。これまでは事業期間が7月10日ごろから~翌年3月と9か月弱ありましたが、今年は8月中旬ごろ~翌年3月となると7ヶ月半です。参加するグループ数も増えるでしょうから、1グループで活用できる補助事業の戸数は例年よりも下回りそうです。