新年度が始まりました。県内では昨日小中学校の入学式が行われました。何時も通りの4月、新年度のスタートに見えますが、今年はサクラの開花が早いようなので、どちらかというと早目に春が来たようにも思えます。

そんな中、実は今年度(平成27年度)の予算が成立していないという事実には少し鈍感になっています。相変わらずカネと政治の問題で衆議院を通過するのが遅かったので、年度越しの成立は先月の時点でわかっていたのですが、この影響で「地域型住宅グリーン化事業」(以下グリーン化事業)の開始も遅れそうです。

グリーン化事業公募開始は連休前

今年度予算の成立は4/9あたりだと先日ニュースで聞いたのですが、法案は衆議院を通過すれば黙っていても参議院では自動成立するはずで、今年の予算案の場合のそれは11日のはずです。予算が成立してからお役所さんは動くのでグリーン化事業のグループ公募はそれ以降になります。ただ、予算成立は確実ですから「予算成立を前提に・・」と前置きをして、その詳細を発表をしてくれたりはしないものでしょうか?

「省エネ住宅ポイント」はH26年度補正予算が成立する前に、説明会を開いてその内容を広く告知してくれました。おかげで住宅ビルダーにとっては準備をして臨めた部分もあります。施主にもスムーズに説明できたようです。しかも事前に具体的な詳細情報が各新聞、メディア等で発表されていましたから、それなりに情報がリークされていたように思えます。

「グリーン化事業」の場合は今年度が最初の年になりますから、いろいろと気になる点があります。これまでのブランド化事業を活用していたグループにとって、どういう対応を取ればよいのか発表があるまで判りません。ゼロエネの交付申請は?エネルギー使用報告はやっぱり1年必要か?低炭素で満額100万は可能なのか?市街地以外では低炭素住宅を認定を受けられないので補助金が平等に使えないのは施主や地域にとっては不公平ではないか?  ・・いろいろと疑問があるわけなのですが、これらを解決し考えをまとめ新事業に参加をしたいと思っているグループは多いのではないでしょうか?

こういう事を考えると、「予算成立を前提に・・」と前書きをして早く事業の内容を公開してくれないものかと思います。

おそらく事務事業者(評価事務局や支援室を担当する業者)の募集選定は行われていると思います。その発表が予算成立後でさらにそこからホームページ開設&グループ募集要領発表までは10日ぐらいかかるとみて、4/20の週、遅くとも連休前には「グリーン化事業」のグループ公募が行われると予想します。その後適用申請提出があって採択の発表があるのは7月中旬ぐらいでしょうか。事実上のこの事業のスタートはそれから先という事になりそうです。

2月にあったブランド化事業の拡充で国交省の担当部署や事務事業者が現在大変忙しくなってるだろうという事は簡単に予想できます。「グリーン化事業」の発表がそれ以上に遅れるとしたらその辺の事情も影響しているのかもしれません。