昨日(6/24)、ようやく地域型住宅ブランド化事業の第1回採択グループが発表されました。270グループの応募があり、なんと全グループが採択でした。募集要領では「書類に不備があった場合は第2回に廻される」等といった記載もあったのですが、全グループ書類不備はなかったという事でしょうか。素晴らしい事です。

採択状況を簡単に分析してみました。

saitakusuuそれにしても発表予定が6月中旬となっていたのに下旬になってしまったのはどうしたのでしょうか?予定が狂ってしまう事があったのでしょうか。 とりあえず採択の内容を見て簡単にまとめてみました。

グリーン化事業県別採択数(H27)(PDF)

ざっくりとまとめたものなので、多少ミスがあるかもしれませんが大体こんなところです。今回の募集は2回に分かれています。5/1にホームページで発表がありましたが内容も不十分で実際には連休が明けた5/11位の募集発表ととらえて良いと思うのですが、そこから5/25までに提出された方が第1回応募者となります。実質2週間で提出書類を取りまとめたのですからグループ事務局の方はかなり頑張ったのではないでしょうか。もともとグループ自体の連携が十分に取れているグループという事なのかもしれません。

新規グループの参入が増えました

今回の採択数は270Gですがその内、昨年のブランド化事業に採択されていたグループは193Gで残りの77Gが新たなグループです。新グループの割合は28.5%を占めます。地域によっても新規参入率はまちまちですが、もともとグループ数の多い福島、愛知、大阪等が新たなグループの参入が多いように思えます。また東京は既に昨年のグループ数を超えている点にも注目です。

新規参入グループが増えた原因は、今回から高度省エネ住宅への補助金が加わったからだと思われます。事務局などを見てみると建材流通店等が増えているように思えます。

第2回の採択数は?

昨年のブランド化採択数は486Gですから293Gがまだ残っていることになります。これらが第2回で応募していることは十分に考えられます。今回の募集は1回目までの期間がタイトであったために第2回に応募したグループはかなりありそうです。仮に残りのグループが応募してさらに新グループも同じような割合で応募があったとすれば400Gぐらいになりそうです。合わせると670Gになってしまいこれまでのブランド化事業とはかなり規模が変ってくることになります。

既に6/8で第2回応募は締め切られていますから、評価事務局では応募総数は把握できているはずですから、それを踏まえての第1回採択の決定のはずです。そう考えると意外と第2回は少なかったので「全採択」に至ったのかもしれません。いずれにしても7月上旬には(今回の様に遅れなければ)、グリーン化事業の採択グループが発表されます。

結局のスタートは7月後半あたりから・・

ブランド化事業で慣れた工務店さんあたりは採択直後の着工を準備されている方も多いと思います。上限は10戸(被災地は20戸)ですから、早いうちからどんどんと消化したいところです。ただグループにどのぐらい配分されているのかは今回は発表されていません。申請マニュアル等も7月上旬に公表されることになっており、採択グループ向けの説明会は7月の下旬のようです。それらの準備がすべて遅れてるようなところを見ると今後グループ別の採択戸数は発表させるのかもしれません。

ちょっと気になるのは昨年度のブランド化事業での2回採択のグループでも、配分額が公表されなかった点です。この流れで行ってしまうとグループ毎の配分数の発表は無いのかもしれません。今後の評価事務局のホームページを注意して見ていかなければなりません。

同じ様に適用申請書の発表もありませんでした。これは今後の発表があると信じたいところです。適用申請書はこれから家を建てようと考えている施主さんも参考にできるものです。今回公表できなかったのは、単純に手続きが間に合わなかったからだと信じたいのですが、そうであれば「適用申請は後日公表」といったアナウンスでもあれば、理解できるところです。